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屋根・雨漏りの調査員のブログ

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。仕事であり、趣味である屋根・雨漏り調査などからリフォーム・メンテナンスに関するお役立ち情報を誠実にわかりやすく書いています。

高浜市役所に告ぐ。三州の瓦屋根の景観を残すには助成金を有効に使うしかないでしょ!

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こんにちは~。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

 

上のグーグル写真の赤丸はなんだと思いますか?

 

答え・・・巨大地震が来たら崩れる築30年程度の旧工法の瓦屋根です。

このままだと街並みの半分に被害が発生してしまいます。

そこで、この被害を未然に防ぐ方法を考えました。

 

見出し

Ⅰ.瓦屋根の耐震化に助成金鳥取県の取り組み
Ⅱ.瓦屋根の震災被害
Ⅲ.旧工法の瓦屋根とは
Ⅳ.瓦屋根の耐震改修
Ⅴ.地元高浜の被害予想
Ⅵ.地元高浜でも助成を
Ⅶ.まとめ

 

 

Ⅰ.瓦屋根の耐震化に助成金鳥取県の取り組み

 

先日、屋根の業界紙、日本屋根経済新聞の1面に鳥取県の取り組みが紹介されました。

 

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以下、概略。

昨年10月の鳥取県中部地震(最大震度6弱)により発生した瓦屋根の被害を踏まえて、瓦屋根の耐震化に助成金

これまでは、住宅耐震改修助成制度に対象外だった瓦屋根の耐震化を初めて盛り込んだ。(全国初の取り組み)

棟部の瓦を留め付けていない工法(旧工法)の瓦屋根について、瓦を留め付ける耐震性を高める改修工事に対して、その費用の約3分の1、30万円を上限に施主に補助するというもの。

 

 

瓦屋根の安全性・景観の継承の観点では必然であり、注目されています。

 

Ⅱ.瓦屋根の震災被害

 

瓦屋根の震災被害は東日本大震災で問題となりました。

 

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青丸のように、地震の揺れにより棟部(屋根の頂点部分)の瓦が崩れるという被害です。

このような被害は築30年以上の建物で多く見られました。

瓦の施工方法で言いますと旧工法とよばれる耐震性の低い工法がほとんどでした。

 

Ⅲ.旧工法の瓦屋根とは

 

旧工法の瓦屋根とは、築20年以上経過した日本瓦の屋根に多く見られます。

 

 

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上の図が日本瓦の棟部における耐震性の低い旧工法です。

青丸の中が棟部ですが、銅線(黒い線)で五角形に瓦と葺き土をしばっています。

瓦と葺き土は建物とはつながっていないため、大きな揺れで葺き土が割れ、先程の写真のように棟部が崩れます。

 

もちろん、現在の瓦屋根施工は耐震工法となっているので安全です。

  

Ⅳ.瓦屋根の耐震改修

 

棟部が旧工法の瓦屋根は棟部のみを耐震改修することができます。

 

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ガイドライン工法と呼ばれる耐震工法が一般的です。

ポイントは、葺き土の中に建物と連結する固定金具が使用されているため、大きな揺れに対しても崩れません。

 

 瓦屋根の耐震改修の施工法について、詳しくは下記ブログに詳細写真もありますのでご覧ください。

 

capuriclub.hatenablog.com

 

Ⅴ.地元高浜の被害予想

 

地元高浜は三州瓦の産地です。

当然、たくさんの建物が瓦屋根となっています。

瓦屋根はほとんど劣化することがないため、今でも30~50年前の旧工法の瓦屋根が数多く見られます。

 

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赤丸は旧工法の屋根のままです。

この地域の約半数となっているため、巨大地震が来た場合には、瓦屋根の街並みからブルーシートの街並みへと一変してしまいます。

 

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地元がブルーシートの街並みになっては困るということで、いろいろな機会に耐震改修してくださいとPRしています。

 

例えば、数年前に愛知県・大学と共同研究して、外付けの棟瓦の耐震補強工法を開発して、弊社・社長が新聞に掲載されたこともあります。

この外付けタイプの工法は、耐震改修を行うよりも短納期・安価に設置できる特徴があります。

 

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しかし、ほとんど耐震改修へとつながっていないのが現状です。

我々のPR不足が一因ですが、いつ来るか分からない巨大地震のために、雨漏りや不具合が生じていない屋根を改修しなければならないことが伝わっていないと感じます。

 

巨大地震が来ていない地域では、ブルーシートの負の街並みをなかなかイメージしていただけないようです。

直近で地震を体験した鳥取県では、大切な我が家であると同時に、街並み・景観となる瓦屋根の耐震化が必要だと判断されたものです。

 

Ⅵ.高浜でも助成を

 

地場産業三州瓦である地元高浜では、是非、瓦屋根の耐震化に助成金を付ける検討をお願いいたします。

 

地元屋根工事店様が「瓦屋根の耐震化に助成を」と活動されていますが、弊社も賛同して、この必要性をいろいろな方に説明しています。

 

金額の大小ではなく、市や県から助成金が出るということが大きなPRになり、地域の方も瓦屋根の耐震化の必要性に耳を傾けていただけると思います。

 

巨大地震の前に、旧工法から現在の耐震工法にメンテナンスしていただくメリットは以下の通りです。

 

①改修部分が最小限となる。 

棟部が倒壊するとその他の瓦(平部や1階屋根)にも被害が発生するため、改修部分が多くなる。

事前に改修することで、棟部だけの最小限となる。

②工期が短い。 

棟部が倒壊すると被害が大きくなり、工期も長くなる。

さらに、たくさん被害が発生するため、改修の順番待ちとなり、屋根はブルーシートで養生された状態となる。

事前に改修することで、改修の順番待ちはなく工期も短い。 

③建物の劣化を防ぐ。

棟部が倒壊すると長期に渡って、ブルーシートに覆われることとなり雨漏りのリスクが高くなり、建物の劣化につながる。

事前に改修することで、建物への被害も防ぐ。 

④安価に改修できる。

棟部が倒壊すると上記のような問題が発生するため、改修費用が大幅に増加する。

事前に改修することで、安価に安全安心を得ることができる。

 

上記のようなメリットがあり、市民の生活を守ることができます。

 

さらに、三州瓦の街並みがブルーシートの街並みとなることを防ぎ、大切な日本瓦文化を後世に残すことができます。

棟部が残ることで鬼瓦・手作りの鬼師の技術・文化を継承することにもつながります。

 

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上写真は東日本大震災で棟に被害があり、復旧した住宅です。

棟の鬼瓦がなくなって、冠一本伏せの棟部になっています。

立派な入母屋形状の日本瓦の屋根が残念な仕上がりになっています。

鬼瓦のある街並みを残すことは日本の景観を守ることにつながりますよ~!

 

是非、地元高浜から日本の景観問題として、発信したいものです。

 

Ⅶ.まとめ

 

全国初、瓦屋根の耐震化に助成金鳥取県が取り組む。
まだ、多くの地域に旧工法の瓦屋根が存在している。
通常の住宅点検時に耐震工法でメンテナンスすることが必要。
瓦の街・高浜でも助成制度の検討を!
日本の大切な甍の風景・景観を守るためにも助成制度の検討を!

 

 

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創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事 

住宅調査・雨漏り調査  (株)神清(かみせい)

f:id:capuriclub:20160615183549j:plain 神谷 昭範(かみやあきのり)です

【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ

【資格】二級建築施工管理技士

    (JSHI)(住管協)ホームインスペクター

    住宅メンテナンス診断士

    赤外線建物診断技能師/気密測定技能者 

    石綿作業主任者    

(株)神清ホームページ:http://www.kamisei.co.jp

雨漏りホームドクターhttp://www.kamisei.co.jp/amamori/

所在地:愛知県半田市高浜市

フリーダイヤル:0120-951-890

調査場所:名古屋市安城刈谷・岡崎・豊田・三河・知多

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