屋根・雨漏りの調査員のブログ

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。仕事であり、趣味である屋根・雨漏り調査などからリフォーム・メンテナンスに関するお役立ち情報を誠実にわかりやすく書いています。

化粧スレート屋根 葺き替え現場 アスベスト(石綿)飛散防止対策 名古屋

化粧スレート屋根の葺き替え現場がありました。築年数から判断して、アスベスト含有建材のため、アスベスト飛散防止対策を行いました。


石綿8


剥がした化粧スレートの裏面に商品札が張り付いたままでした。

名称:石綿スレート  成分含有量:石綿(10〜20%) 重量比で20%とですので、石綿は軽いため体積比で考えてみるとものすごい量の石綿が含有されていることに想像しただけで、鳥肌になります。


さらに注意事項を見ますと

多量に粉塵を吸入すると、健康をそこなうおそれがありますから、下記の注意事項を守ってください。

1.粉塵が発散する屋内の取り扱い場所・・・換気装置を設けてください。

2.取り扱い中は、必要に応じて防塵マスクを着用してください。

3.取り扱い後は、うがい及び手洗いを実行してください。

4.作業着に付着した場合は、よく落としてください。

5.一定の場所を定めて貯蔵してください。

となっています。


十分にアスベストによる健康被害を理解している文章になっています。

しかし、必要に応じてと作業者に判断させているところが微妙です。


この危険な屋根材を葺き替えで剥がすときも同様な注意が必要となります。

そこで、アスベスト飛散防止対策を実施した屋根の葺き替えを行った現場をご紹介いたします。



石綿1


?作業者はRL3というアスベスト対応マスクを着用します。

?棟部の釘を抜くときは2人作業で、掃除機を用いて吸いながら行います。



石綿2


?掃除機もアスベスト対応のULPAフィルター付を使用します。


石綿3

?スレート釘は専用の吸引口付釘抜きを使用します。


石綿4


?スレートは一枚ずつ手ばらしで割らずに降ろします。割ると破断面からアスベストが飛散するためです。


また、赤丸は釘孔の位置ですが、雨水浸入痕が見られます。


石綿5


?屋根から降ろしたスレートは飛散防止用フレコンに丁寧に入れて封印します。


このように安全対策を実施しながら解体・葺き替えすることが法令により定められています。ご自宅やご近所でスレート屋根の葺き替え・解体・カバー工法などが行われる場合はご注意ください。


また、昨日ご紹介した踏み割れ以外にもスレート屋根の経年による問題点もいくつか見られました。


石綿6


★隅棟から漏水 土埃の侵入も悪影響を及ぼしていますが、水切りの形状にも問題があります。オーバーフローして下葺き材用を流れていることがわかります。大量の土と水の形跡が全長に渡って見られます。


石綿7


★トップライト廻りにオーバーフロー痕が見られます。トップライトの上端で溜まった雨水が水切りを超えて下葺き材上に流れ込んでいます。


石綿9


★化粧スレートは直接ルーフィング上に施工してあるため、高温となりスレート裏面にルーフィングが張り付いていました。スレートを剥がすとルーフィングが破れてしまいます。化粧スレートは踏み割れが多く発生するために、マニュアルの補修方法では差し替えてくださいとなっています。しかし、実際には引き抜くとルーフィングが破れますので、差し替えると雨漏りの危険性が高くなります。


この現場で、スレート裏面に石綿スレートと表示されたものを見て、あらためて法令順守した作業を行わなければならないと強く思いました。石綿で発症する人は量ではないそうです。少量でも吸引することは大きな健康リスクとなります。ご自宅がスレート屋根の方は十分にご注意ください。

(ちなみに、現在、大学や研究機関、自治体ではアスベスト含有建材は実験などしたくても持ち込みがNGとなっています。それほど厄介ということだと思います。) (#⌒∇⌒#)ゞ


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創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事 kao

住宅調査・雨漏り調査  ()藭清(かみせい)

神谷 昭範(かみや あきのり)です



【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ

【資格】(JSHI)(住管協)ホームインスペクター

    住宅メンテナンス診断士
   二級建築施工管理技士

(株)藭清ホームページ:http://www.kamisei.co.jp

雨漏りホームドクターhttp://www.kamisei.co.jp/amamori/
     
所在地:愛知県半田市高浜市

フリーダイヤル:0120-951-890

調査場所:名古屋・安城刈谷・岡崎・豊田・三河・知多 等

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