屋根・雨漏りの調査員のブログ

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。仕事であり、趣味である屋根・雨漏り調査などからリフォーム・メンテナンスに関するお役立ち情報を誠実にわかりやすく書いています。

下屋根の劣化リスク 雨漏り 結露

下屋根の耐久性に関してはいくつかのリスクがありますのでご紹介いたします。


下屋1


?漏水リスク

(1)屋根下葺き材の立ち上げ不足


壁際の雨仕舞の不良によって、風雨時に壁の防水紙裏への雨滴吹き込み(跳ね返り、吹き上げ)のリスクがあります。

屋根の下葺き材と壁の防水紙の取合い部において、屋根の下葺き材の壁への立ち上げが不足すると、風雨時の吹き上げにより、壁内へ漏水します。屋根の下葺き材の壁への立ち上がり量を250?以上とすることを順守します。


下屋2


(2)屋根と壁の取合い部の手順違い


先に壁の防水紙を施工して、屋根の下葺き材との順番が逆になりますと、壁の防水紙の上を流れる水を屋根の下葺き材が受けることができず、小屋裏へ漏水します。

対策としては、屋根の下葺き材を必ず先行して設置し、壁の防水紙下端に防水テープを施し、屋根の下葺き材と密着させます。


?換気不足または小屋裏換気がないことによる結露リスク



下屋5


上写真は下屋の屋根葺き替えで発見された野地合板の劣化写真です。換気不足による結露が原因でした。

換気不足となる具体的な事例は下記3つの事例が考えられます。


(1)下屋の形状によっては、軒天・2カ所(2方向)で換気孔を設置することができない場合


(2)屋根葺き材によっては、野地面換気部材を設置できない場合



下屋3

野地面換気部材(コンポα)の設置事例

野地面換気部材を設置すれば、軒天からの給気、野地面での排気が可能となり効果的です。


(3)壁の防水紙から流下する雨水が小屋裏へ浸入するリスクを考えて、雨押え換気を設置できない場合


下屋4


雨押え部分で野地合板を開口すると壁の防水紙の裏面を伝わる水が開口部に浸入するリスクがあります。青矢印のように滴下した雨水が小屋裏に浸入します。取り合い部から漏水しやすいと言われているにも関わらずその部分を開口することになります。


特に、北面の下屋部分では、その下が水廻り設備が多くありますので、生活の湿気がこもりやすい状態となります。

比較的安価に換気部材は設置することができますので、ご自宅に取り入れられることをお奨めいたします。



創業1868年(慶応4年)三州瓦製造・販売・工事 kao

住宅調査・雨漏り調査  ()藭清(かみせい)

神谷 昭範(かみや あきのり)です



【趣味】旅行、野球観戦、自転車、スイーツ食べ

【資格】(JSHI)(住管協)ホームインスペクター

    住宅メンテナンス診断士
   二級建築施工管理技士

(株)藭清ホームページ:http://www.kamisei.co.jp

雨漏りホームドクターhttp://www.kamisei.co.jp/amamori/
     
所在地:愛知県半田市高浜市

フリーダイヤル:0120-951-890

調査場所:名古屋・安城刈谷・岡崎・豊田・三河・知多 等



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