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屋根・雨漏りの調査員のブログ

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。仕事であり、趣味である屋根・雨漏り調査などからリフォーム・メンテナンスに関するお役立ち情報を誠実にわかりやすく書いています。

刈谷市交通児童遊園の屋根が気になりました!その2必見ですよ~!

こんにちは〜。

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。

 

昨日に引き続き、刈谷市交通児童遊園の屋根で気になった現象をご紹介いたします。

入口の建物から新しく開通した道を挟んだ向かい側にもいろいろな遊具があります。

その中に、お手洗いの建物があります。

 

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築10年程度の建物です。

 

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 屋根は化粧スレートが葺かれていました。

「プラウドグラッサ」という高級な化粧スレートで、褪色しにくいと宣伝されている商品です。

写真は切妻屋根の西面です。

よく見ると面白い現象が発生していました。

 

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時期的に落葉樹の葉が落ちていたので、発見できたと思います。

赤線でスレートの色が異なっています。

夏場は葉の陰となる右側には陽が当たらないため、紫外線劣化が軽減されていて、元の色が残っています。

北側は陽が当たるため、紫外線劣化が進み褪色し、汚れも発生しています。

やっぱり、促進試験とは違って、塗装製品は紫外線劣化が著しいですね!

 

 

さらに、トイレ内に入って見ると珍しく野地合板が現しになっていました。

 

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雨漏りの痕がありました。

スレートは緊結釘が下葺き材・野地合板を貫通するため、屋根材から雨水浸入したら雨漏りが発生しやすいです。

よく見るとスレート釘が貫通しているのが、見えますよ〜。

 

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別の部分でも雨漏りしていました。

下葺き材(防水材)に1軒(100㎡)あたり約2500本の釘孔が開いていますので、心配ですよね~!

 

さらに、スレートはケラバ部からの雨水浸入が問題と言われているのでよく見ると、

 

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 ケラバ部はこんな感じです。

一見、問題あるようには見えません。

 

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ケラバ部の軒先の合板が白く腐朽していました。

 

スレートのケラバ部は水切りから下葺き材上にオーバーフローして、その水がスレート釘から野地合板へ雨水浸入すると言われています。

しかし、解体前の屋根で観察することはなかなかできません。

貴重な現象を観察できるこのお手洗いの建物は、今後も定期的に経過観察します。

 

褪色や野地劣化するスレート屋根は、定期的なメンテナンスが必要です。

費用は屋根なため結構高額となりますので、あらかじめ計画的にメンテナンス費用を準備してくださいね〜!