屋根・雨漏りの調査員のブログ

屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。仕事であり、趣味である屋根・雨漏り調査などからリフォーム・メンテナンスに関するお役立ち情報を誠実にわかりやすく書いています。

屋根

軒の出のないリスク 雨漏り 結露 

軒・けらばにおける軒の出がない屋根の耐久性に関してはいくつかのリスクがありますのでご紹介いたします。 上の写真は軒・けらばの軒の出がない屋根です。赤丸が軒先です。青線がけらばです。ともに軒の出がなく、すぐに壁となっています。このような屋根の…

化粧スレート屋根 葺き替え現場 屋根点検 (江南市)

化粧スレート屋根の葺き替え現場で、作業前に屋根の状態を点検しました。築15年以上の建物でした。 数多くの化粧スレート屋根材に割れが発生していることを確認しました。地面から見上げただけではこの割れは見えないのですが、こんなに多いと見えないから…

下屋根の劣化リスク 雨漏り 結露

下屋根の耐久性に関してはいくつかのリスクがありますのでご紹介いたします。 ?漏水リスク (1)屋根下葺き材の立ち上げ不足 壁際の雨仕舞の不良によって、風雨時に壁の防水紙裏への雨滴吹き込み(跳ね返り、吹き上げ)のリスクがあります。屋根の下葺き材と壁…

片流れ屋根のリスク 雨漏り 結露

片流れ屋根は近年とても採用率が多くなっています。 デザイン・コスト・太陽光パネル設置などのメッリトがあります。 しかし、屋根の耐久性に関してはいくつかのリスクがありますのでご紹介いたします。 ?.漏水リスク(1)水上側軒先の雨仕舞の不良 風雨をもっ…

瓦屋根 メンテナンス 耐震化

東日本大震災から5年が経過しました。大地震による大きな揺れにより、瓦屋根に多くの被害が発生しました。今日は、同業者の社長さんから耐震工法について、ご助言いただいたのでタイムリーに改めて被害原因について考えてみたいと思います。 上写真は2011年3…

太陽光照明システム 採光の技 自然光浴 健康 天窓

採光の技、太陽光照明システムを学びました。 太陽光の恵みを生かす第三のシステムです。 太陽光を自然のまま、室内へ導きます。 屋根から天井室内へ直結します。 配管を隙間なく繋ぎます。 天井ではしっかり気密化されています。 室内に自然の光を入れるこ…

ベーシックで高品質で完全にフリーな耐震改修 瓦屋根ガイドライン工法

平成13年以降、瓦屋根の標準耐震工法としてガイドライン工法が普及しています。展示会でわかりやすいポップがありましたので、ご紹介いたします。 瓦が落ちない工夫 ガイドライン工法は瓦を全数緊結しています。 屋根面に釘・ビス等で留め付けてあるため、地…

高耐久屋根を実現してメンテナンス費を削減可能!ドイツ・ヨーロッパ仕様の野地無し構法はいかがですか?

ドイツ・ヨーロッパの屋根方式として、野地無し構法があります。 イギリスの天井断熱仕様の屋根です。野地がありません。透湿ルーフィングだけになっています。太い瓦桟をはしごのように踏んで施工しています。 ドイツの天井断熱仕様の屋根です。野地があり…

通気・呼吸する屋根を実現!最高級住宅屋根下葺き材『ポリカアンダーウェーブ』! 

通気・呼吸する屋根として、ポリカアンダーウェーブ下葺き材で施工した現場をご紹介いたします。 上の赤丸は下葺き材がポリカ製波板を使用しています。波板の山で通気することができ、波板の谷で雨水を排水することができます。釘・ビスを波板の山部のみに留…

かわいい八角形の屋根!波板屋根材で高防水・通気もバッチリ!!  

波板板金を使用した住宅屋根がありました。屋根の形状は八角形で、とてもかわいい屋根となっていました。 2階の屋根形状が八角形です。さらに、その上にかわいい八角形の越屋根(?)があります。 越屋根の上には、小さいピラミッドのようなモニュメントが…

積雪時に屋根を観察することで、その住宅性能がわかります!(通気構法と断熱・遮熱性能)

年に1、2回積雪する温暖地域では、屋根に積雪した雪の融け具合により、屋根・小屋裏の性能が推測できます。 愛知県において10cm程度積雪があった日でした。 近くの屋根を同時刻で写真撮影しました。 上写真は化粧スレート屋根です。 青丸の屋根の建物…

ペット・犬小屋用の遮熱瓦で、愛犬を猛暑から守ってはいかがですか?

瓦にはサイズの小さいミニ瓦があります。通常の瓦が約300mm角に対して、ミニ瓦は約90mm角と1/11の大きさです。実際の瓦の釉薬と同じものを表面に施し、焼いたものです。 ミニ瓦を並べたものです。 ミニ瓦は約90mm角とかわいいサイズです。 展示会…

屋根で減震リフォームは効果あるの? 屋根の軽量化リフォームについて。

屋根で減震リフォームのキャッチコピーをよく耳にします。 屋根を軽量化することで、「減震」と言って屋根替えリフォームをPRしている業者があります。 さらに、「屋根の軽量化は身近で手軽な耐震対策」としています。 この「減震」について考えてみました。…

屋根材別メンテナンススケジュールおよび費用比較を作成しました!衝撃の価格差です!!

屋根のメンテナンス計画について調べました。長期優良住宅制度が始まり、住宅においても30年間のメンテナンス計画を立てることが一般的になってきました。そこで、屋根について各メーカーの資料・カタログや研究会の資料、積算資料ポケット版リフォーム編2…

瓦屋根(日本瓦) 高防水・高耐久 通気 ホールレス工法

瓦屋根(日本瓦)の高防水・高耐久構法をご紹介いたします。下葺き材に瓦緊結釘による孔を開けない工法(ホールレス工法)です。 赤丸は瓦用ねじが瓦桟木だけに留まっています。 その下の下葺き材(ルーフィング)に孔は開いていません。通常、瓦用釘・ねじ…

瓦屋根・雨漏りの補修について

瓦屋根・雨漏りの補修で、瓦にシーリングをしてある屋根をよく見かけます。 右側の部分で雨漏りしたために、瓦同士をシーリングで補修してあります。しかし、瓦屋根の雨漏りの場合、仕上げ材である瓦をシーリングするだけでは、雨漏りは直りません。その下部…

雨樋への雨水誘導 平板瓦 (名古屋にて)

お施主様 から屋根の雨水が雨樋に入らないので、困っているとお話がありました。調べてみますと雨樋の端部の長さが足らず、屋根のケラバ瓦から流れる雨水が雨樋に入らずに、地面に落ち、跳ね返りで壁が汚れるというものでした。 (名古屋にて) ケラバ瓦の表…

軽量セメント瓦(バンビーノ・テゴラ) 勉強会

軽量セメント瓦(バンビーノ・テゴラ)の勉強会に参加しました。粘土瓦・平板と比べて、重量が1/2と軽量であり、かつ、葺きあがりは粘土瓦と同じように厚みがあります。化粧スレート屋根の葺き替え用瓦としては、適しています。 模擬屋根の写真ですが、一見、…

ラバーロック工法 NG

瓦の補修方法として、瓦のつなぎ目にシーリング材を施工する方法があります。一般的には、ラバーロック工法と言われています。 上写真がラバーロック工法後の状態です。瓦の横や表面に白いシーリングが行われています。 このように瓦の重なりをすべてシーリ…

遮熱瓦 低放射式 クールスペック

新しい方式の遮熱瓦・クールスペックをご紹介いたします。クールスペックとは、瓦の裏面に遮熱塗料を塗布する低放射方式タイプです。屋根替えなどのリフォーム時に有効です。 瓦の裏面処理だけなため、表面は今までの瓦そのままとなります。高耐久な釉薬三州…

屋根材の耐久性比較 (築30年以上) ② 隣家

昨日の築30年以上の住宅の屋根材比較に続き、離れの隣家をよく観察しました。 下の青色の日本瓦は30年以上経過しています。一方、離れは築20年程度でした。壁の作りは明らかに、きれいなのですが、比較してみますと屋根がコケ・変色・褪色などで劣化し…

同一敷地において、屋根材の耐久性比較ができました! (築30年以上)

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。築30年以上の同一住宅において、いろいろな屋根材が使用されていました。同一住宅のため、屋根材の耐久性比較がわかりやすいと思いますので、ご紹介いたします。 平屋の屋根には青色(青緑色)の日本…

京都のお寺と瓦

京都のお寺に観光に行きました。お寺の瓦屋根に自然と目が行きました。 東福寺の瓦屋根です。 庭園がありました。赤丸の部分に、瓦が使われていました。 南禅寺にある変わった屋根でした。樹皮の屋根に鬼瓦が載っていました。 その下に棟瓦がありました。 棟…

屋根 雨漏り修理 ? 葺き替え後 (碧南)

屋根の雨漏り修理をご紹介いたします。 (碧南にて)築100・50年の瓦屋根の葺き替えを行いました。 100年前のいぶし瓦を葺き替えました。 お施主様のご希望で、三州・平板瓦のブラウン色としました。 50年前の塩焼き瓦を葺き替えました。 葺きあが…

屋根 雨漏り修理 ? 下地補強 (碧南)

屋根の雨漏り修理をご紹介いたします。 (碧南にて)築100・50年の瓦屋根が雨漏りしたため、全面葺き替え工事で、瓦・土をめくった後、下地補強を行いました。 下地は、野地板(バラ板)となっていました。垂木が細いためか、野地板同士が重なっていま…

屋根 雨漏り修理 ? めくり (碧南)

屋根の雨漏り修理をご紹介いたします。 (碧南にて)築100・50年の瓦屋根が雨漏りしたため、全面葺き替え工事を行いました。 まず、古い瓦を屋根から降ろします。 次に、土葺きの土を降ろします。 100年前の土葺きです。左側の土の凹凸は瓦の裏面形…

知ってないと大損する!スレート屋根における雨水浸入の原因の1つはこれだ!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。スレート屋根の現場調査で釘穴からの雨水浸入率が約25%だったと報告されています。( http://ameblo.jp/capuriclub/entry-12071594221.html ) そこで、スレート屋根の釘穴から雨水浸入する原因につ…

片流れ屋根には3つデメリットがあり、腐朽劣化のリスクが高まります、ご注意を!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。片流れ屋根について検討しました。最近の住宅において、片流れ屋根を急増しています。 1つの理由としては太陽光設置面積を多くすることができます。 その他には、デザイン性や建築コスト低下も理由とし…

築20年セメント瓦の葺き替え前の状態です!

セメント瓦の葺き替え現場です。築20年経過したセメント瓦は表面がかなり劣化していました。 セメント瓦の表面は塗装が劣化していて、コケが生えていました。 ケラバでは端部がかけていました。 ケラバを緊結しているビスが浮いていました。長年の微震動な…

屋根葺き替え現場 下屋 (碧南)

瓦屋根葺き替え現場の下屋に、他の屋根材が使用されていたので、観察しました。 (碧南にて) 横屋(約25?)に化粧スレートが施工されていました。 棟際のスレートが割れていました。施工中に発生したクラックが時間が経過してひび割れになったと思われま…

瓦屋根の既存棟・耐震簡易補強工法の耐震試験を実施しました!合格しましたよ~!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。粘土瓦の既存棟(旧工法)は、巨大地震の場合に倒壊などの被害が発生することがわかりました。 そこで本来は住宅の定期メンテナンス時に、耐震工法である、いわゆるガイドライン工法で耐震化する必要が…

屋根のメンテナンス 維持管理

ふと、歩いていたら、屋根のメンテナンスの大切さについて、気付きを得ました。 道路際に、2階屋根よりはるかに大きい立派な樹木がありました。トトロの木のようでした。立派な木が気になり、よく観察しましたら、屋根にも目がとまりました。 赤丸の部分は…

長寿命な建物の屋根シリーズ  日本・銀閣寺の屋根をご紹介いたします!!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。日本における長寿命な建物の1つである銀閣寺の屋根をご紹介いたします。銀閣寺は庭園がすばらしく、たくさんの方が雨の中、写真を撮っていました。 銀閣寺は室町時代後期に建てられ、東山文化を代表す…

築20年の瓦屋根を調査しました!瓦自体、副資材、屋根を含めて腐朽・劣化は全くありませんでした!!

ふきゅうこんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。築20年の木造建築・瓦屋根を太陽光設置のために部分的に瓦をめくりました。(愛知県の物件です。)その時の屋根の状態を写真でご紹介いたします。 上写真の屋根に太陽光を設置しました。 瓦屋根…

屋根(小屋裏)での結露発生に影響を与える!わずかな天井断熱・防湿の欠損とは?

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。屋根の結露に対して大きな影響を与える天井断熱・防湿の欠損についてご説明いたします。 天井に断熱材を施工する場合は、断熱材への湿気の流入を抑えるため、室内側に防湿シートを設けるのが基本となっ…

屋根における結露発生のメカニズム!少しむずかしいですが、イメージだけでもいかがですか?

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。屋根における結露発生に関して、今日は結露発生する仕組みをご紹介いたします。 前回の事例写真の続きとして、結露について基本的な部分からご説明いたします。 グラフが出てくるため、読みたくなくなる…

屋根において発生する結露現象を現場写真からご紹介いたします。(屋根結露概念図)

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。 屋根において結露が発生する概念図をご紹介いたします。 住宅の耐久性を考える上で、雨漏り以上に注意しなければならないのが結露発生です。結露は自然現象なのですが、理科・グラフのイメージもあり、…

マイスターの国・ドイツの屋根事情!平らな屋根材でも通気構法となっていま~す!!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。ヨーロッパにおける住宅の平均寿命は長く、長寿命住宅・先進国のドイツ(マイスターの国)の屋根を写真でご紹介いたします。 ドイツには多くの古い建物があります。 1つの街並みが形成されています。屋…

どの屋根にすればいいの? 流し桟工法(通気構法)をお奨めいたします!!(スレートの結露写真有)

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。長寿命住宅に対応する屋根として、瓦屋根の流し桟工法(通気構法)があります。 イニシャルコストよりも、ランニングコスト低減を重視して、防水性と耐久性の向上を目的とした工法(通気構法)です。 上…

中国の歴史ある木造建物の屋根も野地無しでした!(大地土楼群)

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。中国の観光地になっている大地土楼群(福建省)の屋根を写真でご紹介いたします。 木造・土壁・瓦を使用した円形の木造建築物で、200年前に建てられました。 日本で言うお城のような建物で、敵の侵入を…

お施主様ができる!簡単、化粧スレート屋根の点検方法のご紹介!(10年前点検を推奨)

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。住宅屋根用化粧スレートのひび割れで問題になったという話をよく聞きます。 そこで、住まい手が簡単に行えるスレート屋根の点検方法についてご紹介いたします。 まず、スレート屋根のひび割れの原因をご…

世界の屋根とは? ヨーロッパ仕様・野地無し構法をご覧ください!!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。 ヨーロッパにおける住宅の平均寿命は長く、長寿命住宅・先進国のヨーロッパ(イギリス・ドイツ)の屋根を写真でご紹介いたします。 ヨーロッパの屋根の中でも多く採用されている野地板(合板)の無い屋…

屋根のあまり知られていない実態!土・埃による漏水リスクが問題となっています!!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。屋根のあまり知られていない実態(土・埃による漏水リスク)をご紹介いたします。 先日、スレート屋根・ケラバ部における土・埃の堆積に伴い、雨水が浸入し、野地板の劣化事例が驚くほど多く発生してい…

瓦屋根を地震被害から防ぐ!耐震性のあるガイドライン工法はこれです!!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。前回、瓦屋根の旧工法の見分け方についてご説明しました。地上から瓦屋根の頂部(棟部)を目視、双眼鏡、カメラのズーム等で観察し、冠瓦とのし瓦を縛っている銅線が見えたら、旧工法の可能性があります…

瓦屋根を地震被害から防ぐ!点検時、旧工法の見分け方はこれです!!

こんにちは~。 屋根・雨漏りの調査員、神谷昭範です。東日本大震災・熊本地震において、多くの瓦屋根に被害がありました。これらの瓦屋根の被害は棟部(屋根の頂点部分)が崩れることで発生しました。 棟部は旧工法の仕様となっていました。 写真は棟部の瓦…

屋根 (ドイツ?)

ヨーロッパにおける住宅の平均寿命は長く、長寿命住宅・先進国のドイツ(マイスターの国)の屋根を写真でご紹介いたします。 上写真はドイツの教会の写真です。天然スレートと言われる平板状の石が屋根材となっています。日本でも東京駅の屋根に使われていま…

瓦の耐久性について調べました。(古瓦の調査)

瓦の耐久性について調べました。 日本での瓦の始まりは西暦588年以降に日本に渡って来たと言われています。現存する日本最古の瓦は元興寺の瓦と言われています。1400年前の瓦が現役で使われていたそうです。 ↑元興寺 しかし、現在の瓦の耐久性のデータはなか…